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団体信用生命保険の加入条件でよくある質問と注意点をわかりやすく解説

団体信用生命保険の加入条件でよくある質問と注意点をわかりやすく解説

 

団体信用生命保険(団信)は、住宅ローン契約者が死亡、高度障害状態、または全額返済時に保険金が支払われる保険です。

 

団信は、住宅ローン契約者本人が死亡または高度障害状態になった場合、住宅ローンの残債が免除されるため、家族の経済的負担を軽減する役割を果たします。

 

団体信用生命保険の加入条件

 

団信は、住宅ローンや事業融資等を返済中の方が、万が一に備えて加入をしておきたい保障ですが、誰でも加入できるわけではありません。

 

団信の加入条件は、金融機関によって異なりますが、一般的には以下の条件を満たす必要があります。

 

年齢の制限

団体信用生命保険の年齢制限ですが、私が調べたところ各金融機関および生命保険の種類によって異なっています。

 

住宅金融支援機構・・・住宅ローンにおける団体信用生命保険で、機構団信特約制度については、満15歳以上70歳未満。3大疾病付機構団信については、満15歳以上、満51歳未満。

 

千葉銀行の住宅ローン((社)全国地方銀経協会)を契約者とした場合・・・団体信用生命保険20歳以上、満71歳未満。

 

信用保証協会 団体信用生命保険制度・・・信用保証協会からの債務保証を伴って融資を受けた債務者における団体信用生命保険で、満 20 歳以上満 71 歳未満。

 

このように、商品や金融機関によって年齢に違いがあるので、事前に確認が必要です。

 

健康状態の告知が必要

団体信用生命保険は生命保険ですので、保険に加入するには健康状態等について告知しないといけない義務があります。

 

過去の傷病歴、現在の健康状態等の「申込書兼告知書」に尋ねられている事項について、保険に加入する本人が事実をありのまま正確にもれなく記入しないといけません。

 


この告知によって、団体信用生命保険に加入できるかどうか?が判断されます。

 

そして、現在または過去の健康状態等によっては、団体信用生命保険の加入を断られる場合があります。

 

なお、3大疾病保障特約付団体信用生命保険は悪性新生物(悪性腫瘍・肉腫・悪性リンパ腫白血病・上皮内がん・皮膚がんを含む)と診断されたことのある方は、加入できません。

 

収入・年収について

団体信用生命保険はローンを組む際に、万が一のことがあった場合の保険です。

 

したがって、ローンが通っている場合は収入による返済能力をクリアしているので、団体信用生命保険にも加入できる条件をクリアできることになります。

 

年収の詳細な金額については、一概にいえません。ローンの金額や年齢等でも変わってきます。

 

団信に加入する際には、必ず金融機関に加入条件を確認するようにしましょう。

 

団体信用生命保険のよくある質問と回答

 

団体信用生命保険の加入条件について、よくある質問をQ&A形式でご紹介します。

 

Q1. 団体信用生命保険に加入する年齢制限はありますか?

A. 団体信用生命保険に加入する年齢制限は、金融機関によって異なりますが、一般的には満20歳以上70歳未満です。

 

Q2. 団体信用生命保険に加入する際に健康診断は必要ですか?

A. 団体信用生命保険に加入する際の健康診断は金融機関や商品、ローン金額によって違いがあります。例えばauじぶん銀行の住宅ローンでは、借入金額が5,000万円を超える場合は、生命保険会社所定の健康診断結果証明書の提出が必要となります。

 

また、住宅ローンの借入金額が5,000万円以下でも、生命保険会社が必要と判断したときには、ご提出を依頼する場合があります。

 

Q3. 団体信用生命保険に加入する際に収入の証明は必要ですか?

A. ローンを組む際に収入証明が必要です。団体信用生命保険に加入する際も同じ収入証明を利用できます。

 

Q4. 団体信用生命保険に加入すると、住宅ローンの金利は安くなりますか?

A. 一般的に団体信用生命保険に加入すると優遇される利率もありますが、住宅ローンの金利が上乗せもされます。

 

団信の保険料は金融機関が負担しますが、一般的に、団信の保険料相当額は住宅ローンの金利に含まれていますので、もともとの金利と比較すれば高くなります。

 

例えば、りそなの団信革命に加入すると年0.3%金利が上乗せされますが、住宅ローン金利が年0.05%優遇されるため、実際に上乗せされる金利は年0.25%です。

 

Q5. 団体信用生命保険に加入しなかった場合、住宅ローンを借りることはできませんか?

A. 団体信用生命保険に加入しなくても、住宅ローンを借りることはできます。ただし、団信に加入していない場合、住宅ローンの返済が滞った場合、自宅を失う可能性があります。※金融機関によっては団体信用生命保険の加入が必須の場合もあります。

 

まとめ

 

団体信用生命保険は、住宅ローンや大きな金額のお金を借りる際には加入すべき保険です。

 

団信に加入することで、万が一のことが起こった場合でも、ローンの残金の返済を保険でカバーできるため、家族の経済的負担を軽減することができます。